2009年01月08日
復活の兆しみせる NECのモバイルターミナル部門
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■ 復活の兆しみせる NECのモバイルターミナル部門
〜 今は海外よりも国内市場固め 将来は1,000万台の出荷を計画 〜
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【資料概要】
売上高や出荷台数減少に歯止め 日本電気 (NEC) におけるモバイルターミナル部門の売上高や出荷台数減少に歯止めがかかった。2003年度に売上高が7,297億円、合計出荷台数は 1,550万台を記録したものの、2007年度には売上高が3,403億円、合計出荷台数は480万台にまで落ち込んでいた。しかし、2008年度上期には売上高が前年同期比20.5%増となる1,812億円、合計出荷台数も同33.3%増の280万台と復活の兆しをみせている。NTTドコモ向けの販売強化やソフトバンクモバイル向けの再投入が寄与したものとみられる。 ソフトバンクモバイル向けではシャープと大きな差 NECは2008年度に携帯電話端末13機種を市場投入する見込みだ。ただ、13機種には下期向けのソフトバンクモバイル端末が含まれておらず、最終的には数機種の追加が予想される。一方、最大手のシャープは合計26機種の投入が予定されており、NECとの差は大きい。両社ともにNTTドコモ向けは同数であるが、ソフトバンクモバイル向けではシャープが12機種と、現状3機種のNECを大きく引き雛している。 現在は海外よりも国内を充実 前回版制作時には、小規模ながらも海外市場向けに携帯電話端末を出荷していたNECであったが、すでに2006年度には全面撤退となった。一時は海外市場向けでも500万台を超える出荷を記録していたものの、自社端末における不具合や海外大手メーカの攻勢などから撤退を余儀なくされた。ただ、NECも将来的な海外市場への再進出を狙っているものとみられる。
【キーワード】
◆ 歯止めのかかった低調傾向! 一時は480万台にまで落ち込んだ合計出荷台数が、2008年度上期には前年同期比30%超となる280万台を記録し、通期は同20%超の580万台を見込む。 ◆ ソフトバンクモバイルへ再参入! NECは市場シェアを挽回するための施策として、ソフトバンクモバイルへの再参入を決断したとされる。 ◆ 海外よりも国内市場を優先! NECは将来的な海外市場の再進出も視野にあるが、当面は国内市場に特化し、数年後の再参入が予想される。
【端末出荷台数の推移と予測】
08年度上期の国内出荷台数は前年同期比30%増強 日本電気 (NEC) における2008年度上期連結決算によれば、携帯電話端末の合計出荷台数は前年同期比33.3%増となる280万台になったという。国内全体の携帯電話端末市場が大幅に縮小する中、NECは2008年7月にソフトバンクモバイルへの端末供給を再開した点が追い風になったものとみられる。 |
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▼ 目次/図表
要約 キーワード 1. 市場概況
売上高や出荷台数減少に歯止め 図 : NECにおけるモバイルターミナル部門の回復過程 (2001〜2008年度) ソフトバンクモバイル向けではシャープと大きな差 表 : NECとシャープの2008年度における市場投入機種数 (2008年12月30日時点) 現在は海外よりも国内を充実 2. 事業の方向性
【事業戦略関連】 NECグループ内のパソコン工場で端末生産の検討を開始 2010年度に1,000万台の出荷を計画 表 : NECにおける国内出荷台数の推移と予測 (2006〜2010年度) 1年半ぶりにソフトバンクモバイルへ再参入 いつになるau向け端末供給 Webアクセス分野で独自ブランドを構築 06年12月に都内カフェにギャラリーを開設 06年11月にSuper 3G商用端末メーカに選定 【研究開発関連】 08年12月から端末を活用した健康増進サービスを開始 08年6月に端末と情報機器のペアリング技術を開発 07年11月に組込機器向け日英自動翻訳ソフトを開発 【プラットフォーム関連】 09年に自社基盤技術の80%導入を目指すアドコアテック 08年10月にソフト開発会社のエスティーモを清算 表 : エスティーモの会社概要 08年7月に下り7.2Mbpsのベースバンド技術を開発したアドコアテック 表 : アドコアテックの会社概要 08年秋モデルから通信プラットフォームの共通化を開始 3. 業績推移と予測
縮小に歯止めがかかったモバイルターミナル部門の売上高 図 : モバイルターミナル部門の年度別売上高推移と予測 (2001〜2008年度) 表 : モバイルターミナル部門の年度別売上高推移と予測 (2001〜2008年度) 08年度通期は前年度比12%増を見込むモバイルターミナル部門 図 : モバイルターミナル部門の半期別販売高推移と予測 (2001〜2008年度) 表 : モバイルターミナル部門の半期別販売高推移と予測 (2001〜2008年度) 4. 端末出荷台数の推移と予測
08年度上期の国内出荷台数は前年同期比30%増強 図 : 携帯電話端末の年度別国内外出荷台数推移と予測 (2002〜2008年度) 表 : 携帯電話端末の年度別国内外出荷台数推移と予測 (2002〜2008年度) 08年10月に2008年度通期出荷台数の下方修正を発表 図 : 国内端末販売台数の半期別推移と予測 (2002〜2008年度) 表 : 国内端末販売台数の半期別推移と予測 (2002〜2008年度) 表 : 国内端末出荷台数の半期別市場シェア順位の推移と予測 (2001〜2008年度) シャープの独走態勢にストップ 図 : 端末メーカ6社の年度別国内出荷台数推移と予測 (2004〜2008年度) 表 : 端末メーカ6社の年度別国内出荷台数推移と予測 (2004〜2008年度) 図 : 端末メーカ6社の半期別国内出荷台数推移 (2004〜2008年度) 表 : 端末メーカ6社の半期別国内出荷台数推移 (2004〜2008年度) 5. 端末投入の展開
コラボ端末や3Wayスタイル、スライド型に期待 図 : NECにおける市場投入機種数の推移 (2005〜2008年度) 表 : NECにおける市場投入機種数の推移 (2005〜2008年度、2008年12月30日時点) 表 : 2008年度における事業者別市場投入機種数 (2008年12月30日時点) 表 : 2007年度における事業者別市場投入機種数 表 : 2006年度における事業者別市場投入機種数 表 : 2005年度における事業者別市場投入機種数 今後のNEC端末の3つの方向性 08年11月にNTTドコモ向け冬モデルの新製品発表会を開催 表 : N-01A/N-02A/N-03A/N-04Aの主な特長 らくらくホンに追随 WIRELESS JAPAN 2008で4つのコンセプト・モデルを披露 表 : NECにおける4つのコンセプト・モデル 積極的なコラボレーション端末開発 2008年のNEC端末のコンセプト 08年2月に地域限定色のamadanaケータイの販売を開始 07年11月に販売開始前のFOMA N905i/FOMA N905iμを披露 NEC端末は3Sが強み 折り畳み型の進化形を披露 6. 海外市場向けの展開
NECの今後の海外戦略 表 : NECにおける海外市場への進出状況と将来計画 狙いはHSDPA方式端末 海外市場向け展開の不調要因 【中国市場向け展開】 中国市場での業務を大幅縮小 【欧州市場向け展開】 2007年から欧州市場向けを拡大 【その他の市場向け展開】 07年上期にHTCLへ端末を供給 7. 2005年度から2008年度における市場投入端末
表 : 2005年度における市場投入端末一覧 (2005年6月24日〜2006年3月10日) 表 : 2006年度における市場投入端末一覧 (2006年4月22日〜2007年3月7日) 表 : 2007年度における市場投入端末一覧 (2007年11月28日〜2008年3月17日) 表 : 2008年度における市場投入端末一覧 (2008年6月4日〜2009年1〜3月予定) 8. 関連リンク
表 : 関連リンク (五十音順) |
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2008年01月31日
2008年日本移動体通信市場の予測
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【関連キーワード】
2007年06月14日
携帯電話端末メーカ、シャープの成功戦略
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携帯電話端末メーカ、シャープの成功戦略
〜オンリー・ワン戦略で半歩先を見据える高機能化〜 |
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【資料概要】
半歩先戦略でメーカ別シェア第1位を獲得 シャープが2005年度通期に念願の第1位を獲得し、名実ともに国内最大手の端末メーカへと成長した。その背景にはシャープのモノづくり精神におけるオンリー・ワン戦略と、半歩先を見据えた端末の市場投入が大きく関係する。従来の国内シェアでは日本電気(NEC)が第1位、パナソニック モバイルコミュニケーションズは第2位、そしてシャープの第3位が定番の構図であった。 投入機種数の多さも好調の秘訣 NECは2005年度に合計7機種の携帯電話端末を供給した。そのうちNTTドコモへは6機種、ボーダフォンには1機種とNTTドコモへの傾倒振りがみえる。一方、好調なシャープは2005年度に合計14機種を供給し、NTTドコモに5機種、ボーダフォンへ9機種となった。NTTドコモ向けのみではシャープと拮抗しているものの、ボーダフォンへは大差がついている状況だ。そのためNTTドコモでの優位性を失った場合、その反動は大きく、今後はソフトバンクモバイルへの供給機種数を拡大させる必要もある。 海外向け出荷台数1,000万台に拡大 シャープは好調な欧州市場以外に、中国やロシア、インドなど新興市場にも参入する計画だ。海外市場向け端末の出荷を積極化することにより、2〜3年内に海外市場向け出荷台数を現状の約3倍となる1,000万台に伸ばす。
【キーワード】
◆ オンリー・ワン戦略 シャープの成功にはモノづくり精神におけるオンリー・ワン戦略が関係している。 ◆ 半歩先を見据えた端末投入 シャープは1〜2歩先よりも半歩先程度の少しの先進性が重要だと捉えている。 ◆ 投入機種数の多さも重要 シャープは2005年度通期に合計14機種を投入し、パナソニック モバイルとNECはともに合計7機種にとどまった。 【事業の方向性】
シャープの考える携帯電話ユーザ像 シャープによれば、現在の携帯電話ユーザは携帯電話端末に“使用価値”よりも、“所有価値”を見出しているという。そのため通常であれば、あまり利用しない機能も搭載していたいという欲求があるとされる。楽曲再生機能もカメラ搭載と同様に流行機能の1つであり、他メーカ端末に1つでも機能が見劣りする場合、自社ユーザを獲得することは困難だ。それに伴い、市場投入する端末は高機能でなければ、生き残りは難しいものとみている。 | ||||||||||||||||
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▼ 目次/図表
要約 キーワード 図:シャープにおける端末事業の成長過程 1.市場概況
半歩先戦略でメーカ別シェア第1位を獲得 投入機種数の多さも好調の秘訣 表:2005年度における市場投入機種数 海外向け出荷台数1,000万台に拡大 2.事業の方向性
半歩先のオンリー・ワン戦略でシェア向上を目指す 表:オンリー・ワン端末の一例〜世界/日本初の機能を実現〜 シャープの考える携帯電話ユーザ像 今後は4つの流行ポイントが重要 2010年には真の“モバイル・ライフ・ツール”へ 表:2010年に向けた想定される要素 4月に通信や液晶関連部門で組織変更を実施 緊急プロジェクト制度の存在 表:自社デバイスと製品部門の連携による端末開発 カメラ搭載端末の躍進は写メールの影響大 表:カメラ機能の進化 表:ボーダフォン向け端末の機能の進化 表:NTTドコモ向け端末の機能の進化 端末事業の好調要因は開発姿勢にあり 04年11月にソニー・エリクソンとFOMA端末向け開発で協業 【研究開発関連】 05年3月に広島工場の研究開発棟が完成 04年12月に広島に研究開発センターを竣工 04年5月から広島工場に移動体通信の研究開発棟を着工 メーカ6社へFOMA端末の開発支援を行ったNTTドコモ 【プラットフォーム関連】 07年度第2四半期までにNTTドコモなどとプラットフォームを共同開発 05年7月にEricssonと端末向けプラットフォーム契約を拡大 04年12月にEMPとライセンス合意を拡大 3.業績推移と予測
auへの端末供給で売上高拡大に拍車 図:携帯電話/PHS端末の売上高推移と予測(2001〜2006年度) 表:携帯電話/PHS端末の売上高推移と予測(2001〜2006年度) 表:携帯電話/PHS端末の半期別売上高推移と予測(2001〜2005年度) 4.端末出荷台数の推移と予測
国内外ともに出荷好調 図:携帯電話端末の国内外出荷台数推移と予測(2001〜2006年度) 表:携帯電話端末の国内外出荷台数推移と予測(2001〜2006年度) 上り詰めたシェア第1位 図:国内端末出荷台数の半期別推移と予測(2001〜2006年度) 表:国内端末出荷台数の半期別推移と予測(2001〜2006年度) 表:国内端末出荷台数の半期別市場シェア順位の推移と予測(2001〜2006年度) 5.端末投入の展開
2007年春にau向けAQUOSケータイを供給 MNP導入前にKDDIへ端末供給を開始 2つの端末デザイン“Simple+”“Combi+” 7月に文字変換でトラブル発生 表:ソフトウェア・アップデートの実施時期と期間 7月からFOMA SH702iSの販売を開始 表:FOMA SH702iSの主な仕様 図:FOMA SH702iS(オレンジ、開閉時/折り畳み時) 7月からDOLCE SLの販売を開始 表:DOLCE SLの主な仕様 図:DOLCE SL(エクストラ・ブラック、開閉時/折り畳み時) 6月からVodafone 705SH SLIMIAの販売を開始 表:Vodafone 705SH SLIMIAの主な仕様 図:Vodafone 705SH SLIMIA(シャンパン・ゴールド、左から側面、開閉時、折り畳み時の表/裏) 5月からボーダフォン向けAQUOSケータイの販売を開始 表:Vodafone 905SHの主な仕様 図:Vodafone 905SH(ブラック、左から開閉時、折り畳み時の表と裏) 図:Vodafone 905SH(サイクロイドスタイル時) 6.海外市場向けの展開
2〜3年内に海外市場向け出荷台数を1,000万台に拡大 2006年度から海外市場向けを3G端末に絞り込み 表:シャープからみた地域別動向 【中国市場向け展開】 2007年度に中国市場へ3G端末で再参入 中国市場展開は販売権利取得次第 【欧州市場向け展開】 CeBIT 2006で海外市場向けW-CDMA方式端末を展示 表:550SH/770SHの主な仕様 欧州市場で高機能端末を中心に展開 Ferrari Modelで販売促進 独T-Mobileへも端末を供給中 海外向け端末出荷は欧州市場向けが大半 04年2月からVodafone Group向けにGSM/GPRS方式端末を供給 【米国市場向け展開】 7月から米T-Mobile USA向けにワイヤレスPDAの販売を開始 表:PV200の主な仕様 図:PV200(表/側面) 図:PV200(キーボード収納時) 北米市場は低価格重視の傾向 04年7月に米Dangerと通信機能搭載PDAの開発などで提携 【その他の市場向け展開】 BRICsへも参入 インドネシアやタイ市場にもカメラ搭載端末を投入 7.関連リンク
表:関連リンク(五十音順) |
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